有機塾④
今回も晴天に恵まれた有機塾です。午前の実習は雑草で肥料・堆肥づくりを教えて頂きました。午後の講習では病害虫の発生と防御方法を中心に教えて頂きました。今回の「雑草を活用した肥料・堆肥づくり」は、とても手間がかかるのですが有機農法ならではの取組みです。邪魔者の雑草を仲間に加える素晴らしい農法だと思います!
①福田先生から草刈り機と今日の実習説明②まずは除草作業・・・たくさん雑草を刈り取ります。③刈り取った雑草をピッチフォーク(pitchfork)集めます。④集めた様々な種類の雑草を畝間に敷き詰めます。⑤敷き詰めた雑草にぼかし肥料を撒きます。
この雑草の中に様々な昆虫と微生物の生態系が生まれ雑草が堆肥になり、虫の糞などが微生物に分解されて野菜の肥料になります。⑥今日のランチ 有機米のおむすびと野菜炒め、みそ汁などでした。⑦雑草を活かした昆虫と微生物の生態系づくりによる病害虫の発生と防御方法を教えて頂きました。
研修メモ
・スギナ
スギナはカルシューム不足の土地に生える。カルシウムといえば、石灰の主成分なので、土壌が酸性に偏っている可能性が高い。スギナは一般的に酸性土壌のやせ地で生えることが知られている。このような土地はほとんどの植物が嫌う環境でうが、スギナは数少ない栄養をかき集める力があり、酸性土壌の影響も受けないため、優先的に生き残ることができる。
・農業
農業は食べ物をつくる仕事。商品を作る仕事ではない。
・ニンジンや豆るいは肥料が少なくて良い
・サツマイモ
サツマイモは高い畝を作り、ツルを横に這わせることで天地返しは不要に
・ニンジンづくり(コカブ)
8月頃から3週間程度、どこかの畝を開けて熱消毒を実施(透明マルチ03.mmで)、その後、その畝でニンジンを作る
・野菜を作った後の野菜残渣は全て畑にもどす。
オクラ、ピーマン、ナスなどの木が太くなるものは燃やしてから灰を戻す
・玉ねぎは畑で収穫せず長期間置いても大丈夫・・・熟成した茶色の玉ねぎが出来る。
・ニンニクは相当肥料が必要
ホワイトロッペンは中国地方では難しい、一塊になってしまう。
・海水を30倍程度に薄めて葉にかけると良い。