有機塾③

3回目にしてやっと晴天に恵まれた有機塾となりました。今日は夏野菜の定植とネット張り講習を行いました。
支柱をクロスに立て 地面から20cm部分にひもを張りますナスの支柱-完成図続いてキューリネット補助紐を追加します

長さ調整は端っこで行いますナス・ピーマンの定植ヨコ紐の間に定植しますキューリ・トマトを定植します

福田先生の定植のお手本紐とのクロス部分をテープナーで固定しますトマト定植完了!圃場研修を終え・・・残りの時間は座学です今日の有機無農薬野菜のランチです

研修メモ
善玉菌と悪玉菌:土中は 善玉菌1:悪玉菌1:日和見菌8で構成されている。
・善玉菌が増える土づくりをする。
・日和見菌をかとよらせない多様性を維持する土づくり
・土は多様性が重要
土を多様化するために牛糞、豚糞、鶏糞等を散布する

野菜の生育に大事な事
・根を張らすことが重要(根が張れば頻繁な水やりは不要になる)
∟最初に肥料をやり過ぎない
∟最初に水をやり過ぎない

総合防除
総合防除
(Integrated Pest Management: IPM)とは、「害虫防除において、いろいろな防除手段を有機的に組み合わせ、生態系と調和を図りながら、害虫による被害を、ある経済水準以下に維持すること」と定義されています。

そもそも農業の世界で総合防除が必要視され出したのは、単純な化学農薬利用の防除法だけでは、害虫の殺虫剤に対する抵抗性の発達、天敵の減少に伴う害虫の異常増加、殺虫剤の作物中の残留と環境汚染、野生動物への影響など多くの問題点が発生したからです。この問題を回避するために、最初のうちは単に殺虫剤散布と合わせて天敵を利用することが考えられましたが、後に、生態系の概念が取り入れられ、害虫個体群の管理によって、人工的である農業生態系 (agro‐ecosystem) を、新しい安定した農業生態系に作りかえることを目標とするように進歩していきました。現在では、これに害虫と天敵以外のすべての虫をも含めた各個体群の役割を考察すると同時に、さらに天敵昆虫以外の天敵生物群までも視野に入れた体系へと発展しているようです。

したがって、殺虫剤の使用も害虫個体数の自然制御 (natural control) 機構を最大限利用し、害虫の加害が作物の経済的損害の許容水準以上になる時だけ一時的に使用するだけで、そもそも被害が発生していなくても定期的に予防散布するという概念はなじみませんし、害虫を発見したらすぐ薬散出動と決まったわけでもありません。

農業生産での生態系の総合管理による利点は、近視野的には殺虫剤多用による抵抗性の発達を遅らせることです。しかし他の防除手段も、淘汰によって害虫の抵抗性を強める可能性が高いことにかわりはないので、多くの互いに特徴の異なる防除手段を用いて、特定方向への淘汰圧をゆるめ、急速な抵抗性の発達を防止することが重要と考えられています。また長期的な視点からは、より一層の生態系理解をもとに、最高の経済効率(環境修復コストまで含む)を実現するための最適化手法として期待されるものになるでしょう。

出典:1.総合防除とは (plala.or.jp)

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

ケル玉生育状況

次の記事

有機塾④