もりメイト育成講座⑤

もりメイト育成講座は

市民参加の森林づくりのリーダーとなる森林ボランティアを育成するため講座です。
講座では、森林の手入れに関する基礎知識と技術の習得を目的とし、『下刈り』『間伐』『竹林整備』『植林』『枝打ち』『里山整備』を、広島市内各所の森で講習を受ける講座です。

今日は『森メイト育成講座⑤‐植林』に参加してきました。

広島市安佐北区安佐町の植林場所

森の循環・・・植林~間伐~伐採そしてまた植林へ森の循環には、80年近い長い年月が必要と言われています。
人は森から多くの自然の恵みをいただき生活してきました。
– 森を通してろ過されたきれいな水。
– 森を通して浄化されたきれいな空気。
– 森を通して作られる野菜を育ててくれる土。
人は森なしでは決して生きていくことができません。
皆で大事な森、健康な森を再生し守り育てましょう!

山頂付近の急斜面に植林を行います

今日、植林した木は何年後に材木として使用できるほどのものになるのでしょうか?
正解は60年から80年です。
今日、2020年に植林したこの木は早くても2080年まで育てなくてはいけません。
木の成長にも人間の寿命と同じくらいの時間が必要です。

足を滑らせると谷底に落ちます

また、今回植林した苗木がすべてが成長する訳ではありません。
来年の夏に見に行くつもりですが・・・
それまでに上手く根付かなかったり、雪や台風にやられたり、害獣にやられたり、虫に食われたり。
それを乗り越えて育った木だけが大きく成長し60年後に、製材され家の構造材や家具などに使われます。

午前中は地拵え作業

地拵えとは、植林が容易に出来るように、障害となる雑草木や伐採の時に残された枝や葉を取り除く作業をいいます。やっと植付け講習 10:00~14:00まで地拵え作業に費やしました。

参加人数30人が一人5本の杉苗を植え付けました。

植林の手順
①山クワで幅30cm、深さ30cmくらいの穴を掘ります。
②穴の中の石や落ち葉、ゴミなどを取り除きます。
③苗木の根を広げて穴の中に入れます。
④穴に土を戻し、土と根をなじませ。周りをよく踏みつけます。
⑤乾燥防止に苗木の根元に落ち葉などでおおいます。

予定を少しオーバーして15:00頃全ての植林が完了

今日のように、植えるだけではなく、植えた苗を手入れして長い年月をかけて成長する木、森。。。
次の世代に繋げていくためにも森メイトの活動に多くの人が関わってくれればと感じました。

次回は枝打ち講習の予定です。

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