有機塾⑦
今日のメイン講習・・・太陽熱土壌還元消毒を行った畝にニンジンを播種しました。3週間前に米ぬか散布し、施肥、潅水した後、透明マルチで被覆し消毒を開始した畝、まず透明マルチをはがして、種を植え、潅水し白マルチを被覆しました。この時期は、地温が高くなるため通常ではニンジンの発芽は難しく、白マルチで地温を抑えて発芽させるようです。これで雑草が生えず病害虫の少ない環境で有機無農薬のニンジンを育てることが可能になるようです!
福田先生による播種指導 4条植え 株間5cm今日は女性メンバーが友進となり播種作業最後に白マルチを張って温度上昇を制御〜5日後にはがします。
(2)果菜類の種類別施肥特性
果菜類は一般に吸肥力が強い作物が多く、 肥料に対する反応が鈍く多肥耐性の高いものが多い。 その中でもナス、 トマトは多肥耐性があり、 少し肥料濃度が濃い状態で生育は良く多収となり、キュウリは最も耐肥性が弱い。 ピーマンはこの中間にあるとされている。
トマトやカボチャは特に吸肥力が強く、 肥料養分が十分ある場合は生育初期から茎葉が茂り過ぎ、 着花が悪くなり、 いわゆるつるボケが起きやすい。
トマトは第3花房開花期が生育の転換期といわれ、 肥培管理も異なってくる。 第3花房開花期までは、 栄養生長を抑えて着果等のための生殖生長を盛んにしていく肥培管理が重要である。 第3花房着果後は、 栄養生長と生殖生長のバランスがとれる施肥管理をしていく必要がある。
カボチャも元肥の肥効が強すぎるとつるぼけとなり着果しにくくなるが、 着果後には窒素を効かせていくことが重要である。