木を伐り草を刈る道具について
草刈りには大小の手ガマ(鎌)、伐採にはノコギリ(鋸)、ナタ(鉈)が必要です。薪作りにはオノ(斧)やクサビ(楔)が、伐採や玉切りにはチェーンソーがないと作業がはかどりません。チェーンソーは山暮らしに必要なエンジン機器です。
しかし草刈りは、最初はエンジン機器を使わず手ガマでやったほうがよいようです。草刈り機は、静かな里山に騒音をもたらし、地表の生き物たちを無差別に殺傷し、一見きれいなようでも、荒涼とした里山環境を作ってしまいます。最初の草刈りぐらいはまず自分の手でそして里山の四季の植生を観察しながら行う時間を持ちたいものです。

横山谷清流農園の道具たち

 

 

 

手を打ち刃物がベスト

濱野はホームセンターで売っている量産品よりも、鍛冶屋による手打ち刃物の方が使いやすく、研ぎやすく、長持ちする(最近はホームセンターでも火事で家を売っているところがある)。地元の人に聞いて梶谷を探してみよう。山間部の金物屋には山道具を置いている店も多い。