自然とともに・・・里山循環型農業
Satoyama circulation type farming

里山は循環型社会の原点

ここ横山谷清流農園に豊かな作物をもたらせてくれる三谷川の清流。
この清流は、横山谷から湧き出て三谷川となり、小河内川に合流、やがて太田川と合流し瀬戸内海へと注いでいます。
この上質で豊かなミネラルを含んだ清流が河口へと注ぐことで、瀬戸内の沿岸漁業、水産資源に長い間、好影響を与えてきました。しかし、最近、横山谷を含む中国地方の山々では、昭和の時代に多く植林された杉、ヒノキなどの人工林が育ったままで行き場を失い、その影響により山林の荒廃が進む中、地球温暖化の影響と思われる集中豪雨や局地豪雨の回数も増え、多くの河川災害も発生しています。このような事象から、源流域における落葉樹の植栽や山林整備を含む自然保護は、とても重要な課題となっています。

横山谷清流農園の取組み

横山谷清流農園に豊かな作物をもたらせてくれる三谷川の上質な清流
この清流を育んでいるのは、紛れもなく横山谷を形成する豊かな森林群です。
山に降った雨は、この豊かな森林群に受け止められ、時間をかけて湧き水として現れます。
そしてこの湧き水が沢となり、その沢が集まって川となります。

清流は長い距離を旅をし、やがて瀬戸内海へ上質で豊かなミネラルを含み注がれ、水産資源を育てます。これが長い間、連綿と続いてきた自然のサイクルです。

しかし、この清流を生み出す自然のサイクルは、人々の生活スタイルが大きく関わっています。
中国地方の森林は、昔から、木々や草、土が元気でいられるよう人間が山や森林に入り手入れをすることでこの環境が守られてきました。
しかし、高度経済成長以降の社会構造や暮らし方の変化、人口減少などで人間と山や森林の関わり方が大きく変化したことで、中国地方を始め、日本各地の森林が荒れ始めて久しい状況です。
日本が、水の豊かな国であり続けられた理由。それは紛れもなく、国土の3分の2を占めるという森林のおかげです。
横山谷清流農園では、この貴重な清流を守るための様々な取組みを始めています。

植林ボランティアへの参加

放置竹林整備ボランティアへの参加

間伐ボランティアへの参加

森メイト育成講座への参加